イノシシについて
日本には、イノシシの亜種であるニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2亜種が分布している。
犬と同じくらい鼻が非常に敏感で神経質な動物である。本種の家畜化がブタである。
古くから狩猟の対象とされてきた動物の一つであるが、非常に神経質で警戒心の強い動物である。普段より見慣れないものなどを見かけると、それをできるだけ避けようとする習性がある。
非常に突進力が強く、ねぐらなどに不用意に接近した人間を襲うケースも多い。
イノシシは70kg程の体重がある上、時速45kmで走る事も可能であり、イノシシの全力の突撃を受けると、大人でも跳ね飛ばされて大けがを負う危険がある。
オスの場合には牙も生えているため、例え立ち止まっている場合でも オスの場合は鼻先をしゃくり上げるようにして牙を用いた攻撃を行う。
メスは牙が短い為、牙を直接用いた攻撃をする事は少ないが、代わりに大きな顎で噛み付く場合がある。
メスであっても小動物の四肢の骨程度であれば噛み砕く程の力がある。
多くの匂いに誘引性を示し、ダニ等の外部寄生虫を落としたり体温調節をするために、よく泥浴・水浴を行う。泥浴・水浴後には体を木に擦りつける行動もたびたび観察される。
雑食性でクズやヤマノイモなどの根やシイ類の堅果(ドングリ)、小動物(昆虫類やミミズ等)を捕食する。繁殖期は年1回(春頃)であるが、年2回出産することもある。
食性は基本的に山林に生えている植物の地下茎・果実・タケノコなどを食べる草食に非常に偏った雑食性である。動物質は季節の変化に応じて昆虫類・ミミズ・サワガニ、ヘビなどを食べる。食味が良く簡単に手に入れられる農作物を求めて人家近辺にも出没することが近年多くみられる。